熱量
カテゴリー:熱力学
大小2つのビーカーを用意し、小さい方のビーカーにお湯を入れ、大きい方のビーカーに水を入れて置く。 小さいビーカーを大きいビーカーの水の中に浸すとお湯の温度は下がっていく。 反対に大きいビーカーの中の水の温度は上昇していく。
この場合のように「お湯からどの程度の熱の量が移動した」や「水にどの程度の熱の量が移動してきた」 という場合の熱の量のことを熱量と呼ぶ。
その単位としてよくカロリー(cal)が使われる。 これはよく栄養学や家庭科の授業で聞いたことがあると思う。
カロリーの定義は「1 gの水を1℃上昇させるために必要な熱量」と決まっている。 つまり、10℃の1 gの水に30 calの熱量を加えると40℃になるのである。