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ケルビン度・絶対温度

 通常、気温を表す際は「25 ℃」と言ったように℃で表される。 これはセルシウス度や摂氏度と呼ばれ通常気温や体温などの温度を表す際に用いられる。 アメリカでは「70 ℉」と表され、これはファーレンハイト度や華氏度と呼ばれる。
 話をセルシウス度に戻して、もし空気を加熱し続けたらどこまで温度が上がるだろうか? また、反対に空気を冷やし続けたらどこまで温度が下がるだろうか? 温め続けると100万℃になったり、冷やし続けるとマイナス100万℃になったりするだろうか? 実は、100万℃の温度と言うのは実現することができる。 例えば、太陽表面のガス層であるコロナは100万℃である。 しかし、マイナス100万℃というのは実現することができない。 これは温度はその物質を構成する原子や分子(空気なら酸素分子や窒素分子)の速度に関係しているためである。 温度を上げていくと、物質の原子や分子は高速に動き出す。 高速に動けば動くほど温度は上がっていくので、100万℃はあり得るのである。 反対に冷やすというのは物質の速度をどんどん遅くすることになる。 速度は方向を無視すれば必ず正になる。 つまり、もっとも速度が遅いというのは原子や分子自体が静止している状態なのである。 この状態よりも温度を低くすることはできないである。 では、すべての原子や分子が静止する温度は何度なのだろうか? これはセルシウス度で言うと、「-273.15 ℃」となり、この温度を絶対零度と呼ばれる。 絶対零度まで温度を下げるとすべての物質が運動を停止してしまうのである。
 絶対零度を0 Kとする温度の表現方を「ケルビン度」や「絶対零度」と呼ぶ。 尚、1度の間隔はセルシウス度と同じである。

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