命題
カテゴリー:数学A
命題は高校数学の中でも少し異質である。 特に難しい式展開とかはしないが、論理的試行が試される。
ここでつまづくことも多いが、教科書レベルの基礎を固めておけばセンター試験でも難なく解き進めることができると思う。
まずは、以下の3つの事柄を読んで見る。
(A) \(x\)を実数とする時、「\( x>1 \)ならば、\( x>0 \)である」
(B) \(x\)を実数とする時、「\( x^2 \)は常に正である」
(C) 4は奇数である
この時、(A)と(B)は正しいことがわかる。(C)は明らかに間違っている。
この(A), (B), (C)のように正しいか正しくないか明確に決まるものを命題と言う。
また、命題が正しい時、その命題は真であると言い、正しくない時は偽であるという。
先ほどの3つの命題を例にすれば、(A)と(B)は真であるが、(C)は偽なのである。